IMES信号は、GPS及びQZSSのL1C/Aに準じたRF特性を持ちます(以下、「IMES-L1C/A」)。IMES-L1C/AについてはIS-QZSSにて記載されており、そのRF特性は下記の様に定義されています。

信号構造

搬送波公称中心周波数

IMES信号は後述のように、単独の中心周波数をもちBPSKで変調されます。搬送波公称中心周波数はL1帯の1575.42MHzからのオフセット方式をとっており1575.4282MHzです。このオフセットはIMES信号がGPS信号への干渉を防ぐための施策ですが、通常のGPS/QZS受信機においては信号のサーチ範囲内であるため影響はないと考えられます。中心周波数は公差として0.2ppmまで許容しています。

中心周波数
1575.4282MHz
公差
0.2ppm

変調方式

PRN コードと航法メッセージによるIMES-L1C/Aのビット列で搬送波が BPSK(1) 変調されます。PRN拡散周波数は搬送波公称中心周波数の154分の1で、周波数帯域はメインローブを含む2.046MHz以上と定義されます。

信号強度

送信機端の等価等方輻射電力(EIRP)が、–94.35[dBW]以下と定義されていますが、GPS(高感度受信機)の干渉回避のため受信機端での最高信号強度を調整する必要があります。この値は受信端でGPS信号が受信可能か否かにより異なります。また受信端での最低信号強度はIS‐GPS‐200での定義値と同様に-158.5[dBW]となっています。

  

GPS受信電力の予測 信号強度
送信機 -94.35[dBW]以下
受信機 -158.5[dBW]以上 -158.5[dBW]以上 -140[dBW]以下
-158.5[dBW]未満 -158.5[dBW]以上 -150[dBW]以下

PRNコード

IS-GPS-200でのC/A 信号の PRN コードと同一のコード系列で、173〜182が「QZSS – IMES」として割り当てられています。

※上記のPRNコードは、日本国外での利用は認められておりません。

航法メッセージ

IMESの位置情報はIS-GPS-200で定義される航法メッセージとして放送されます。ビットレートは、高速ビットレート(250[bps])および、GPS 互換ビットレート(50[bps])とされています。